今やってる仕事は個人宅を撮影に借りる交渉なんだけど、CM業界で業界以外の人と交渉する職種が2つある。それはCMの仕事を取ってくる代理店の営業と、俺たちロケーションマネージャー。
代理店さんは広告主に企画を持って行ってCMを作ってお金を頂く。俺たちはいろんな場所を撮影に提供してもらう為に預かった製作費からお金を支払う。
どっちが大変か? そりゃお金を頂く方が大変に決まっている。。と長年思ってきた。
しかしコロナ禍で個人宅を交渉して考え方が変わった。広告主は基本広告を必要としている。しかし個人宅は別に撮影隊を必要としていない。。そこに気付いた。
メーカーさんのCM離れが加速していて、制作の為に潤沢な予算を頂く代理店の営業さんはもちろん大変だけど、コロナのリスクと周辺住民からの批判のリスクを考えたら数十万の使用料なんてどーでもよい個人宅から、不安を取り除いて許可をもらうのもまぁ大変である。しかも東海エリアより東の人はイレギュラーを嫌う傾向が強い。
で、改めて気づいたんだけど、必要な人はいくら払っても必要だし、必要じゃない人はいくら貰っても要らないのである。
俺の方が大変じゃないか?笑
だから、必要な人を探すか、どうにかして必要だと思ってもらう事が大切。やり方はいろいろいろあるけど、何が正解で何が近道かわからない。結局は、しっかりと商品をブラッシュアップしながらテストを繰り返すしかないんだな。
いや、必要な商品を作るという手もある。いろんなセミナーでやっているけど、それはお金が欲しいのか、自己を確立したいのかでだいぶ変わる。嫌いな事を顧客の為だと思って頑張っても結局は続かない。
だから、やっぱり必要な人を見つけるのがいいと思うんだよね。さて、どうしたら見つかるのかこれから考える。